もくじ
大和郡山城(奈良県)とは?
奈良県大和郡山市にある大和郡山城。一時は豊臣秀長(秀吉の弟)が100万石の拠点にした大和(奈良県)有数のお城。かつての天守はありませんが、石垣や堀が当時の姿で残ります。
奈良県を代表する桜名所で「大和郡山お城まつり」は大いに賑わいます。日本さくら名所100選、続日本100名城の165番です。
大和郡山城(奈良県)のスタンプ情報。設置場所や時間は?
100名城スタンプ情報 | |
スタンプ | |
番号 | 続日本100名城「165番」 |
スタンプ設置場所 | 柳沢文庫(城内にあり) |
スタンプ可能時間(営業時間) | 9:00~17:00(入館は16:30まで) 毎週月曜日・第4火曜日は休館 |
公式サイト | ■大和郡山市 公式サイト ■郡山城天守台展望施設紹介動画 |
受付でスタンプを出して頂く形式。入館料300円ですが、入館しなくてもスタンプは押せるよう?でした。
大和郡山城の御朱印・御城印情報
大和郡山城の御城印
2019年9月から御城印の販売スタートしています。
大和郡山城の御城印・城郭符情報 | |
御城印(御朱印)の有無 | ・御城印あり ・城内に柳澤神社が鎮座(御朱印あり) |
頒布場所 | 柳沢文庫 |
料金 | 300円 |
大和郡山城内で頂ける御朱印「柳澤神社」
大和郡山城ってどんなお城?
大和郡山城 基本データ | |
別名 | 雁陣之城 |
築城者(年) | 筒井順慶(1580年) |
主な城主 | 筒井氏、豊臣氏、水野氏、柳沢氏 |
有名な戦いの舞台 | |
お城の構造・種類 | 輪郭式・平山城 |
見どころ・現存する遺構 | 石垣、堀 |
乳金物(饅頭金物) | |
天守 | – |
サクッと大和郡山城年表 | |
1580年 | 筒井順慶によって築城 |
1585年 | 豊臣秀長(豊臣秀吉の弟)が入城 |
筒井順慶が築城。その後に秀吉の名参謀・豊臣秀長(秀吉の弟)が入城。豊臣ナンバー2にふさわしいお城にするべく、大阪城に匹敵するほどのお城になったとか。この時に現在のお城や城下町の基盤ができたとされています。
江戸時代の中期には柳沢吉里が入城。幕末まで柳沢氏の居城になります。
「大和郡山城(奈良県)」の見どころ 現地レポ
建造物は明治にすべて取り壊されてしまい、櫓・門が復元されています。
城内を電車が走ってる!線路がかつての堀、線路を渡った向こう側が二の丸、本丸エリア。
人気のフォトスポット。続日本100名城のスタンプを押せる柳沢文庫は歩いてすぐです。
柳沢氏の資料が保存・公開されています。
柳澤文庫がある毘沙門曲輪と天守台の間の深い堀。両サイドは高い石垣。これで敵の侵攻はシャットアウト。
柳澤神社
本丸跡に鎮座する柳澤神社。その名の通り、ご祭神は「柳澤 吉保公」
柳澤家中興の祖とされる柳澤 吉保。五大将軍の徳川綱吉に重宝され、川越城主に。小姓から城持ちの大名へと大出生。子の柳沢吉里が、大和国郡山藩の初代藩主になる。
ちなみに大和郡山市のキャッチコピーは「金魚が泳ぐ城下町」。1724年に柳沢吉里が入城した際、家臣が観賞用に金魚を持ち込んだのが始まりとされています。
最初は観賞用として武士の館で飼われていたとか。明治になると農家の副業として金魚の養殖が発展、立地条件も良かったことから全国一の生産地になったとか。
桜まつり期間中は柳澤神社の社殿周辺で金魚が販売されています。
展望施設として整備されている天守台は「城跡と奈良盆地が眺望できる」として、奈良県景観資産にも登録。しかし、崩れる危険性もあり平成25年から4年間、修理・修復が行われていました。
天守台からの眺望
晴れていれば竜王山、三輪山、大和三山、平城京跡も見えるとか。
二の丸跡は郡山高校にもなっています。
豊臣秀長の時代、もしくは増田長盛の時代に存在していたという天守。
その後、二条城や淀城に移築されたと伝わります。
天守台からの眺望も素晴らしいですが、もう一つの見どころが「転用石」。お寺の石灯籠、墓石、お地蔵さんなどの石材が多く使われています。これは、急ピッチでお城を改築しなければいけなかった&当時この周辺では石があまり取れなかったという事情があったとか。
お地蔵さんが逆さまに組み込まれた「さかさ地蔵」が有名です。探してみてください。
「日本さくら名所100選」にも選ばれるお花見スポット
大和郡山城は、日本さくら名所100選に選ばれる奈良を代表するお花見スポット。
・郡山城(郡山市)
・吉野山(吉野町)
春には「大和郡山お城まつり」が行われます。柳澤神社周辺、お城の入り口までの道には屋台がビッシリ。柳澤神社の拝殿前にも金魚が並びます。
外堀チェックもオススメ
大和郡山城は、増田長盛(豊臣五奉行の一人)が20万石で入ったときに、内堀、中掘を囲う形で外堀も普請。城下町を外堀で囲んだとされています。
現在は外堀も土塁も残っていませんが、現在の町並みにも骨格として残っています。
大和郡山城(奈良県)のアクセス
大和郡山城(奈良県)のアクセス | |
住所 | 〒639-1011 奈良県大和郡山市城内町255 |
アクセス | ・近畿日本鉄道・近鉄橿原線「近鉄郡山駅」から徒歩約15分 ・大和郡山城周辺のホテルを探す(楽天トラベル / じゃらん) ・大和郡山城行きのバスツアーを探す(クラブツーリズム) |
駐車場 |
大和郡山城の周辺情報
大坂の陣ゆかりの地 御朱印めぐり
■豊臣家とゆかりの神社(2社)
・豊国神社
・玉造稲荷神社(秀頼の像)
■「大阪冬の陣」の戦いの地を巡る(9社)
・開口神社(堺の戦い)
・難波八阪神社(木津川口の戦い)
・八劔神社(鴫野の戦い
・白山神社(鴫野・今福の戦い)
・若宮八幡大神宮(今福の戦い)
・春日神社(野田・福島の戦い)
・鎌八幡(真田丸の戦い)
・坐摩神社(本町橋の夜襲)
・熊野大神宮(大坂冬の陣、和議が成立)
■「大阪夏の陣」の戦いの地を巡る(14社)
・柳澤神社(郡山の戦い)
・蟻通神社(樫井の戦い)
・岸城神社(岸和田の戦い)
・道明寺天満宮(道明寺の戦い)
・譽田八幡宮(誉田の戦い)
・八尾天満宮(八尾の戦い)
・若江鏡神社(若江の戦い)
・枚岡神社(枚岡に徳川家康の本陣)
・杭全神社(平野の戦いと環濠都市)
・志紀長吉神社 (平野の戦い)
・一心寺 (最後の決戦)
・安居神社(天王寺ロの戦い)
・堀越神社(山ロの戦い)
・生国魂神社(大坂夏の陣、終焉)
薬師寺(大和郡山城から車で約10分)
薬師寺は奈良の都で朝廷からも大事にされた大きなお寺、
南都七大寺のひとつで「法相宗(ほっそうしゅう)の大本山!
唐招提寺(大和郡山城から車で約13分)
中国・唐出身のお坊さん「鑑真」が過ごしたお寺、唐招提寺。
「古都奈良の文化財」として世界遺産にも登録されています。
今もある奈良時代の建造物としては最古の「金堂(国宝)」。
その金堂に安置されている「薬師如来立像、盧舎那仏坐像、千手観音立像」など国宝がたくさん!
まとめ
大和郡山城の関連記事
大和郡山城関連の書籍
・山城で電車じゃとても行けそうにない・・
・車の運転が苦手・・
・お城好きの仲間と出会いたい・・
そんな時はバスツアーを利用するのもアリかも^^
(リンク先「歴史・文化」の「日本の名城ツアー」から探して見てください)
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「現存している建物や石垣は?」
「日本100名城(続日本100名城)のスタンプはどこで押せる?」
などなど、写真付きの現地レポでお伝えします^^